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ふるちんサーファー [love island]

夕方家の前のビーチでゴミを燃やしていると、
サーファー兄弟がやってきました。

板切れに乗って上手に波を捉えます。

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カメラを向けるとこんないきがったポーズをしてきますが、

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おまえらふるちんやん!!

今日は波が良く、日が暮れるまで波と戯れていた兄弟。
僕も仲間に入りたかったけど、絶対ちんちんすりむくと思い断念。

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やしのつくるさけ [love island]

キリバスにはKokioki(コキオキ)という魅惑のお酒がある。

作り方はとてもシンプル。
まず、ヤシの木の枝を半分くらいのところで切る。
その断面にヤシの葉を巧みに差し込む。
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そうするとヤシの樹液が伝わり落ちてくるので、吊るしたペットボトルなどに貯める。
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多くの家庭で作っているので、上を見て歩いていると頻繁にこの風景に出会う。
朝仕掛けて夕方回収する。
このときに歌いながらヤシの木に登るのが粋とされている。
採れたての液体をトッティと呼ぶ。これはまだお酒ではなく、甘い飲み物。
ココナッツ・ジュース(ヤシの実ジュース)に比べてずいぶんと甘い。
ホットにしたり、これで紅茶を入れると美味しい。

そしてこのトッティを3日間ほど放置しておくと、自然発酵してコキオキとなる。
これがまたメチャメチャ美味い。
自然な甘みが残りつつ、発酵により微炭酸になっていて、冷やして飲むとたまらない。
アルコール度数は定かではないが、
みんなの体感を総合すると「ビール以上ワイン以下」のようだ。
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うちの近所にコキオキ屋さんがあって、
持ち寄りPartyの際はこれを持っていくとウケる。
値段は$2AUD(160円)/1L程度。
ビールより全然安い。いわばドブロクなので酒税がかかっていないから。
自分でペットペットボトルを持ち込んで量り売りしてもらう。

「次の日は下痢をする」というウワサもあるが、今のところ大丈夫。
次の日にもあまり残らないので、「自然のものは身体にやさしい」と勝手に解釈。

このコキオキ、近隣諸国では見かけないらしい。キリバス専売特許なのかも。
日本でデビューしたら絶対ブレイクすると思う。
ただ時間とともにどんどん発酵しちゃうので、その場でなければ味わえないのが残念。。。

こういう自然のものをそのまま利用することに関しては彼らは天才である。

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Butaritari Trip Day 2 [love island]

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2日目の朝食。
キリバスでは定番のパンケーキ。ほどよい甘さで美味しかった。

宿のキッチン用の燃料も切れちゃったので、この日は宿のおばちゃんの家にステイすることになりました。
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トラディショナルなローカルハウス。しっかりとした造りです。
壁が無いので日中でも海風が通りとても心地よいです。
ここに父ちゃん、母ちゃん、子供7人で暮らしています。

さっそく父ちゃんがモイモト(ココナッツ・ジュース)を用意してくれました。
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するするとヤシの木に登り、美味しそうな実を選んで落とします。
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土に挿してある先のとがった木の棒を使って皮をむきます。これは各家庭に標準装備。
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飲み口をナイフで開けて、おいしいモイモトを頂きます。
このモイモト、好みは判れるんだけど僕は大好きです。
植物が吸い上げた水分だからとてもピュアなので、お腹を壊すこともありません。
これさえあれば胃腸の弱い日本人もどこへ行っても大丈夫!!

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母ちゃんがランチの支度をしてくれます。
キリバスは父権制だと思うんだけど、実質権力を握っているのは母ちゃんのようです。
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炊事場は別な建屋です。
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子供たちが燃料となる薪を拾いに行ってました。
彼らは炊事の手伝いや下の子供の世話が当たり前です。

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ローカル野菜を中心とした美味しいランチでした♪

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この日は結局ずっとこのお家に滞在して子供たちと遊んだり、昼寝したり。
小学3年生のトワイス君が「英語の試験93点だったんだよ!」とノートを見せてくれました。
そして何故か流行っている長淵剛の「乾杯」をみんなで歌ったり。
こんな感じでゆるりとした時を過ごすことができました。

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ふと見上げると夕焼けが美しかった。
電気もなく、時計もない暮らしってええなぁ。

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360度拡がる無数の星たち。
天上を貫く天の川が圧巻でした。

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Butaritari Trip Day 1 night [love island]

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今回宿泊したButaritali Council Guest House。
どの離島にもCouncil(村役場)が運営するゲストハウスがあるようです。
あとは教会が運営しているゲストハウスがあるくらい。
プライベート・ビジネスの宿泊施設はほとんどありません。

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泊まった部屋。

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キッチン。キリバスでは標準の清潔度。

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便座の無いトイレもキリバス標準仕様。
”やつらはケツがでかいから便座不要説”が日本人の間では有力。
だれも現場を確かめたわけではないが。

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シャワーがついているが壊れている。
なんで、桶に水をためコップで体にかけて使う。これもキリバス標準仕様。

夕方になりまた散歩をしていると、WW2の遺物に出くわした。
日本軍はこの島に1941年12月9日に上陸し、軍事拠点を構える。
そして1943年11月20日にアメリカ軍が上陸を開始し戦闘が始まった。
わずか2日間でほとんどの日本軍陣地は陥落したという。
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崩れ落ちた飛行機は日本のものかアメリカのものかは判らなかった。

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この大砲は日本っぽいかな?こんなんで戦ってたんか。。。

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釣りをする少年。トロピカルな魚を釣り上げていたので、この辺りでシュノーケリングしてみた。
そこそこ魚はいるけど、あまりキレイではなかった。
戦争の遺物が沈んでてちょっと怖かった。

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夕食はツナと玉ねぎの炒め物、かぼちゃのココナッツミルク煮、そしてかぼちゃの葉のココナッツカレーお浸し。
かぼちゃの葉は初めて食べたが、結構美味かった。

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食事中に急に電気が落ちた。
そもそもこの島は無電化で、この宿は発電機を回して電気を点けている。
発電機の燃料が切れてしまい、この後電気が点くことはなかった。
結局最後までこの小さなランプで夜を過ごすことになる。
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食事が済むと、宿のおばちゃんは自宅に引き上げてしまう。
宿泊客は自分一人である。
日本で言えば廃墟レベルの建物に一人でランプ一つで過ごす夜。
この夜は風が強く、あらゆるドアがバタバタと音を立てる。
ネズミたちが走り回る。
ビビリな僕はこれらの物音にいちいち怯えて寝付けない。
やがて「旧日本兵が歩き回っている」という妄想に憑りつかれる。

そして丑三つ時を過ぎたころ、事件は起きた。
尿意を催し、怖いけど我慢もできないのでトイレに向かうべく自室のドアを押す。
しかし何かが引っかかる感じがして数cmしか開かない。鍵はかかっていない。
「日本兵に閉じ込められた」と思いパニックになり、必死でドアを開けようと体重をかけてドアを押すが全く開かない。

しばらくして僕は気が付いた。このドアは内開きだった・・・。
普通ドアは反対方向には開かない構造になっているが、このドアは力をかければ少し反対方向に動いてしまう。
思いっきり押していたので、悪いことにドアの下辺が床に食い込み、もう押すも引くもできない状態になってしまった。
窓も金網が貼ってあって出ることはできない。誰もいないので助けも呼べない。
しかも尿意はピークに達している。

追い込まれた僕は、人生で初めてドアを蹴破った。
数回蹴ると、ドアは勢いよく外側に倒れた。
この出来事で気持ちも吹っ切れ、ようやく寝付くことができた。

翌朝ドアを見てみると、蝶番のところできれいに外れていた。
僕はドアをそっと壁に立てかけておくことにした。
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できればあんな恐怖はもう二度と味わいたくないものだ。

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Butaritari Trip Day 1 [love island]

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Butarirari島まで18人乗りのプロペラ機で約45分のフライト。
当然のように定刻を1時間ほどオーバーしての離陸。
こういうときはいかに早めにあきらめておくかが楽しい旅となるかどうかの別れ道。

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Butaritariの滑走路は草の香るのどかな情景。

余談だが、帰りの便を待っているときにふと便を催して(押韻)、
滑走路を正面に据えたダイナミックなロケーションで野糞をした。
清々しかった。
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その時のビューイング。

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Tarawaに引き返す便に島特産のバナナなどをみんなで積み込む。

Airportからバイクで宿まで移動。

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なんだかんだでお昼になり、ランチを頂く。
Butaritariはパパイヤもよく育つようで、ほぼ毎食出てきた。
タラワではあまり口にする機会が無いのでありがたく頂いた。

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食後はKiaKiaと呼ばれる東屋でお昼寝。海風が心地よい。

少し涼しくなってきたので散歩にでかける。

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自然に子供たちが集まってきて案内してくれる。

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鶏の親子が軒下を人間の食べ残しをつついてまわる風景はキリバスでは定番。
僕はこの光景が大好き。
食糧を無駄なく使う古えよりの知恵に感心させられる。

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やしの実を乾燥させてコプラを作っていた。
コプラはキリバスの最大輸出品物である油脂で、
マーガリンや石けんの材料となる。
僕も日本でキャンプの時は「やしの実洗剤」を使っていた。環境負荷が少ないそうなので。
やしの実から作る洗剤ってどういうこと??って思ってたんだけど、こういうことだったかぁ!
もしかしてキリバスのコプラが原料だったかもしれない?

なんか長くなったので今日はこのへんで~

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Butaritari trip プロローグ [love island]

先週は2学期と3学期の間の休みでした。
この機会にタラワ島と同じギルバート諸島に属する離島Butaritariに小旅行してきました。
タラワ島から北に200kmほどのところです。

キリバスに来てから何度か旅行してますが、今回は初の一人旅。
ちょっと不安もあったけど、
キリバスの暮らしにもだいぶ慣れてきたし、まあどうにかなるでしょう♪
・・・と思ったのは甘かったかも。。。

まずは飛行機を予約するために、
ナショナル・フラッグ・キャリアであるAir Kiribatiのオフィスへ。
Air Kiribatiは18人乗りのプロペラ機2機で離島間を運航している。
せっかくの休みなので6日間を計画していたが、
意外と予約がいっぱいで希望の便が取れず、3日間に変更。
カウンターにはデスクトップPCが3台並び、
「さすがに航空会社ともなると違うねぇ」なんて感心してたんだけど、
なんと予約管理はノートに手書きでした。。。なんのためのPCなんでしょ?
おまけにチケット(もちろん手書き)の用紙が在庫切れで、
レシートに何やら書き込んで、これでOK!ってホントっすか・・・?
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続いて宿を予約するために、Butaritari島のCouncil(村役場)に電話をかける。
離島には電話が数台あり、みんなで共用している。
電話にでた女性は英語が通じず、コミュニケーションを試みるが断念。
別の人に代わってくれて、どうにか宿を予約することができた。

2泊3日の旅なので、水着とシュノーケルセットとカメラと着替えをバックパックに詰めるくらい。
飲み水は自分で確保する必要があるので、ボトル・ウォーター3Lをぶらさげて出発。

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マングローブ [love island]

先週末、久しぶりのマングローブ植樹をしました。

今回は在キリバスの日本人が中心で作業しました。

土曜日の午前中にマングローブ林の中に入り種を採取。
不覚にも前夜に深酒してしまったためあまり戦力になれず・・・。
それでもみんなの頑張りで約2,400本を採ることが出来ました。

そして日曜日の午前中、潮が引いている時間帯に種を植えていきます。
スティック状の種を、砂浜に穴を掘って挿していくだけ。
この日は土曜日よりも人が増えたこともあり、1時間ほどで終了!!
まだ10時半くらいだったけど、打ち上げ開始(笑)
チャイニーズレストランでみんなで「朝ビール」を頂きました♪

カメラを持っていかなかったので写真を載せることができませんが、
2,400本のチビ・マングローブ群はなかなか壮観です。
健やかに育ち、島を浸食から守る頼もしい存在となってくれることを願いながらの植樹でした。

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学校のこと2 【コンピューターラボ】 [JOCV]

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自分は勤務時間中ほぼこのコンピューターラボにいる。
授業をする。同僚の授業をサポートする。教材を作る。
PCのメンテナンスをする。同僚と打ち合わせをする。
インターネットに常時接続してるので、プライベートな時間もある。
いちおう職員室もあるのだが、自分はほぼここに籠っている。

部屋の作りはしっかりしていて、学校内でも一番環境が良い。
PCは埃を嫌うので、窓は閉め切りにしてエアコンを使っている。
電源も十分確保できている。

とはいってもエアコンが壊れるとサウナ状態になるし、
エアコンの漏水で2回ほど電源がショートしたことはあったが。


ハードウエア資源
 ・生徒用PC: 32台
 ・先生用PC: 1台
 ・サーバー: 1台
 ・プロジェクター: 1台
 ・モデム: 1台
 ・ルーター: 1台
 ・スイッチ: 3台

この他職員室などに先生・スタッフ用のPCが何台かある。
これらをネットワークで繋ぎ運用している。

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一番の問題点は生徒用PCの古さ。
半分が10年以上使ってるマシンで、とにかく壊れる。
フタを開けて中を覗くとホコリが堆積している。。。
とりあえず全体的にクリーニングをし、マザーボードから全てのパーツをはずし、
CPUにグリスを塗ってみたりする。
そして各パーツを挿し直してみると意外と直ったリする。
HDDの故障は手をつけられないので、ストックされている中古パーツから動くものを探して交換する。

それでも自分のレベルでは修理できないケースもあり、現在2台放置中。。。

このままいくと、数年後には授業を行うのに十分なPCが確保できなくなってしまうのは明らか。
同僚もこのことに危機を感じていて、校長に訴えているが
「お金がない」の一言で終わってしまう。。。

今現在使ってるPCはほとんど日本と台湾の寄付によるものだ。
でも寄付なんて待っていたってそうそう受けられるものじゃないし、
PCもそんなに高価なものではなくなってきているので、
自分たちで購入する方法を考えて欲しいと思っている。

「お金がない」といいつつも600人規模の学校を経営している予算は国から降りているわけで、
あとは使い方の問題。
PCは消耗品なのだから、定期的なリプレイスを想定して積立てるとか、そういう計画性はないものか。

なーんて思ったりするが、自分はそこまで踏み込むつもりはないので現状の機器を必死にメンテナンス。

頑張っている私立の話を聞いていると、トップの情熱で引っ張ってるなーと感じる。
やはりトップは情熱をもってリードしなければならないのだ。
そういう意味で、ウチのトップはコンサバで面白みに欠けるんだなぁ。

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学校のこと [JOCV]

たまには仕事のことでも書いてみます。

勤務先の高校は"KGV/EBS High School"といいます。(ケージーファイブ・イービーエス)
男子校の"KGV"と女子高の"EBS"が統合されたそうな。
キリバス国内では"KGV"と言えばだいたい通じます。

公立高校としては国内トップの学力ですが、最近力をつけてきたミッション系の私立に押され気味です。

KGVが力を落としている要因は、教員が公務員であるためあまり熱心でないこと、学力が足らなくても議員のコネクションで入学できてしまうことなどがあるよう。
私立が力をつけてきている要因は、潤沢な資金?

なんとか盛り返していきたいところです。

日本で言う普通高校ですが、
理系、文系、商業系の3コースがあります。

日本と同じく3学期制で、1月から始まり12月に終わります。

授業は月~金で毎日45分授業が8コマあります。
その他にホームルームや全校集会などもあります。
8時始業で16時終業。
コマ間は5分で昼休みが45分あります。

生徒数は約650名。男女比は男子4:女子6くらいかな。

教員は45名。その他に事務や大工や警備のスタッフが20名ほどいます。

こんな学校で私はIT教員として主に
・コンピューター基礎(ハードウェア・OSなど)
・オフィス系ソフトウエア(ワードプロセッサー、スプレッドシート、データベースなど)
を高校1~3年生に教えています。

いちおう正式なカリキュラムで授業をやってるので、本来の目的は「成績向上」なのでしょうが、
自分は勝手ながらも「コンピューティングを楽しむこと」に重きを置いて授業をやっちゃってます。
自分がコンピューターと深く関わるようになったのは、それが楽しかったから。
楽しくなれば、自然と身についていくんです。

教育のプロからは「そんな甘くないよ」とつっこまれそうですが、
なんせそこはド素人、楽しもう♪作戦でチャレンジしてます。
ではまた次回に。

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でんき2 [love island]

あんのじょう、また電気が落ちました。。。

またPower houseにおっさんを呼びにいったが、
今度は別の若いエンジニアが対応してくれることに。
彼はちょっとした工具類を持っていて、今度はちゃんと直りました!


南タラワの家電普及率

・電灯 90%
・大型スピーカー 70%
・テレビ(放送は無いのでDVD再生専用) 60%
・冷蔵庫 30%
・パソコン 10%
・エアコン 1%

あくまでも主観だけどこんな感じかな。

途上国電化の効果って①夜でも勉強ができる②人口抑制
にあるんだけど、
キリバスでは両方疑問です。

ほぼ音楽と映画を楽しむためにある気がする。。。

ここ南タラワは電化されてますが、
北タラワや離島はまだ未電化地域です。

そして南タラワと他の地域でそれほどかけ離れた生活をしているとは感じません。

だから、南タラワから電気が無くなってしまったとしても、
彼らは最初は戸惑うかもしれませんが、すぐに慣れちゃうんじゃないかと思います。

ここの電化を望んだのは彼らなんだろうか、それとも我々(先進国)なんだろうか?

そんなことを想いながら、キャンドルで過ごした夜。

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でんき [love island]

昨夜から停電してたので、この機会にキリバスの電気のお話。

キリバスの電気は途上国のなかでは比較的安定してます。

自分が来てからの8ヶ月で停電は3回目。

1回目) 電気料金を支払っていなかったため止められた。。。
      (大家が払っていると思い込んでいた)
2回目) 島の東側半分が停電。たぶん送電線が切れたと思われる。

そして今回はどうもうちと周りの数軒だけ停電したよう。
夜の9時過ぎだったが、近所をウロウロしてると何人かが分電盤の前に集まりああだこうだ言ってる。
キリバス語なので全然わからないが、やがて解散。
「今夜はあきらめよう」という雰囲気はさすがにわかる。

翌朝、あいかわらず停電のまま。
近所のひとに「どうすんの?」と聞くが、うちの周りはほとんど英語通じない。
雰囲気としては「さあてどうしようかねえ」といった感じ。
みんな昼間は電気なくても困らないからあんまり考えないのだ。
うちは冷蔵庫があるので結構困る。
しょうがない、ここは自分がどうにかするか。
というわけでPower house(発電所)に向かってみる。

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ディーゼル発電所。発電施設も燃料も日本の援助による。

窓口のおばちゃんに事情を話すと、「どれどれ、あんたのおうちはどこかね」と
カードを探す。このカードに住所やメーター番号、そして毎月の使用料と支払履歴が記入されている。
もちろん手書き。最初この仕組みを目にしたときはあまりのアナログさにひるんだが、
これでちゃんとやっているのがキリバスのすごいところ。

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たまたまエンジニアがいたので、さっそく彼のバイクで我が家に向かう。


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これが分電盤。近所10世帯ほどへここから分電してるっぽい。
この分電盤はいちおう扉があるが、扉がなくむきだしの分電盤もよく見かける。
途上国にありがちな盗電もここの国ではないと思う。
ちなみにキリバスの電線は地中で配線しているのであまり断線することはなく、景観もよい。

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”通電するとLEDが光るドライバー”一本で分電盤と対峙するおっさん(エンジニア)。
「あーここだね。ここ切れてるね」すぐに原因箇所を突き止める。
そのラインをドライバーで触ると火花がバチバチ飛ぶ。おいおいあぶねーよ。
でもどう見てもその断線を修理できる道具をおっさんは持っていない。
こりゃだめだな。半ばあきらめかけて電気なしで暮らせるかを思案してると、
おっさんがおもむろに「直った」という。マジ?!と疑いながらも家の中に入りスイッチを入れると電気が復活!!Good job!!
おっさんは満足そうにバイクにまたがり引き上げていった。
おれはおっさんの仕事を確かめようと再び分電盤を覗いてみて、やはりそうかと納得した。
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おっさん、電線よじっただけやん。。。
そして現在、たまに瞬電している。
またあのおっさんを呼びに行く日はそう遠くないだろう。

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