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「エネルギー・環境 に関する選択肢 」に対するパブリックコメント [the world]

2012年8月5日、政府にパブリックコメントを提出しました。
コピーをそのままブログに掲載します。

【概要】(100文字以内)

ゼロシナリオを選択します。
イノチの問題はアタマで考えるのでなくココロとカラダで感じましょう。
原発事故はまた必ず起きる。想定外は防げない。
自然と調和し世界から尊敬される日本を目指そう!

【本文】(2500文字以内)
 福島第一原発事故で避難生活を強いられ亡くなった方々、いまもなお厳しい避難生活を強いられている16万人以上の方々、本当にごめんなさい。僕たちは犠牲となっている彼らのことを第一に考えて行動していくべきです。

 1960年代から2011年3月11日まで、日本国は原子力を基幹電源とするエネルギー選択をしてきました。これは国民の総意であり、経済的・物質的豊かさを手に入れるための選択であったと思います。みんなで”安全神話”というお伽話を信じるふりをすることで、我々は望んだ豊かさを手に入れてきたのです。
 しかし、福島第一原発事故が起こり、やっぱり安全神話はお伽話だったんだということにみんな気が付きました。だから今、多くの日本人が原発の危うさを感じ、脱原発を叫んでいるのです。

 脱原発はエモーショナルだと批判されることがあります。なぜそれがいけないのでしょうか?これはイノチの問題です。僕たちはアタマで考えるのでなく、ココロとカラダで感じているのです。Don’t think, Just feel.です。
 人間は地球という素晴らしい星に生命を宿らせてもらい、脈々といのちを繋いでいるのです。地球人は地球と共生し、全ての生命体と調和して生きていくことがなによりも大切なことなのです。日本国の短期的な経済的損得とはまるで次元が違うことなのです。

 原発事故は、また必ず起こります。明日かもしれないし、3年後かもしれないし、100年後かもしれない。でも必ず起こります。ヒューマンエラー、大地震、テロ、etc。キング・ギドラが来襲するかもしれない。ファクターは無限です。その全てを想定して対策をとることができますか?必ず「想定外」な事象は発生します。
 その「想定外」が起きた場合に文字通り取り返しのつかないダメージを受けることになる。これが今回我々が学んだことなのです。誰もそのリスクを引き受けることなんて出来ないのです。

 原発が無くなれば経済的に苦しくなるから事故は怖いけど原発に依存して生きていきたいという気持ちもわかります。でも、福島第一原発事故が起きる前から既に日本の経済はかつての栄光を取り戻すことができない状態に傾いていたのです。グローバリゼーションの流れは誰にも止められないのです。もし脱原発ということになれば、その傾きは角度を多少増すでしょう。
 でも、これはチャンスです。物質的豊かさを重視してきた成長期から、精神的豊かさを重視する成熟期へのパラダイム・シフトのチャンスです。
 恐れなくても大丈夫です。僕は日本人は世界一よく働き、知的で、調和を重視し、平和を重んじることができる国民だということを知っています。原発が止まったくらいで我々の暮らしは揺らぎません。自然エネルギー技術や環境技術、農業復興などで世界をリードしていくことができるはずです。そして、ちょっとずつ気持ちを切り替えていけば、もっと暮らしが楽しくなっていきます。

 政界・経済界の方々は高齢者が多いから、きっと次の世代に貧しい暮らしをさせたくないと頑張ってくれているのでしょう。でも大丈夫です。僕らはちゃんとこれからの世界がどうなっていくかをわかっていて、それに対応した生き方を知っています。
 いままでお疲れさまでした。そしていまは、僕たちの声に耳を傾けてください。アタマをからっぽにして、僕たちの声を聴いてください、そして感じてください。

もう、原発はいりません。

僕はゼロシナリオを選択します。

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