南国クリスマス

北タラワのTabuki isletでピースフルなクリスマスホリディを過ごしてきました。



キレイな海で泳いだり、地元の子供たちと遊んだり。
読書したり、昼寝したり。
ちょっと離れたビーチへピクニックにでかけたり。



アコモデーションのオーナーがクリスマスランチに招待してくれました。



なんとも素敵なクリスマス・ランチでした☆

ここは未電化地域で、必要に応じて発電機を回しています。
住人も少ないのでとても静か。
イルミネーションや豪華なディナーで盛り上がるクリスマスもよいですが、
スローでシンプルなクリスマスもなかなかでしたよ☆



Tabukiから眺めた僕が住んでる南タラワの夜景？
こうしてみるとけっこう都会だな～と思ってしまう（笑）



隊員の一人が旅行中に誕生日を迎え、みんなでお祝いをすることができました。
とても喜んでくれたみたいです。
任地で迎える誕生日は特別な思い出ですね。



キリバス隊員９人全員揃っての旅でした。
かけがえのない仲間たちです。

Merry Christmas!!

日本のみなさま、クリスマス休暇をいかがお過ごしでしょうか？
ホワイト・クリスマスのところもあるのかな？

世界のみなさま、各任地でそれぞれのクリスマスを楽しまれていることでしょう。

こちらは相変わらず暑く、いまいち実感がわきません。

街は相当浮かれているみたいですが。。。

僕らはこの喧騒を避け、今日から３日間無人島に旅行に行ってきます！
電気もお店もレストランもない世界で、自分たちで創るクリスマス・ホリディ。
きっと一生に一度の貴重な経験になると思うので楽しんできまーす。

Have a happy Christmas!!

初マラソン！！

１月２９日に開催される第６０回勝田全国マラソンにエントリーしました。

なんと人生初のフルマラソンにチャレンジ！！

レースでは１０ｋｍまでしか走った経験が無いので、新たな世界をとても楽しみにしています。

完走できるように、キリバスの海と風と太陽を身体に感じながらコツコツと走っています。

そしてせっかくなので、このチャレンジでファンド・レイジングをしてみようと思います。

ファンド・レイジングってなに？？と思われるかもしれませんが、一言で言うと寄付集めです。

僕が初マラソンを完走するというチャレンジをすることで、
皆様から僕が支援したい団体（今回はＷＦＰ）への寄付をお願いしたいのです。

詳しくはこちらのJustGiving Japan内の僕のサイトをご覧ください。

http://justgiving.jp/c/7529

多くの皆様から温かいご支援を頂けたら幸いです。

ご覧頂きありがとうございました！！

Kiribati night vol.2

昨夜はKava Barに行ってきました



Kavaはヤンゴーナというコショウ科の木の根を乾燥させて粉末にしたもので、
漉し布に入れて水に溶いて飲みます。

南太平洋独特の文化で、フィジーやバヌアツ、トンガなどでも楽しまれています。

鎮静作用がある向精神性薬物で、飲んでるとホワ～っとしてくる感じです。
部族間での交渉の際に平和裏に話し合いをするために飲まれてきたそうです



洗面器からKavaをお玉ですくってコップに注ぎます。
一口分を注いで一気に飲み干します。
てかとても苦いので味わって飲むものではないです。

飲むと舌がピリピリ痺れてくるので、ジュースを飲んだりキャンディを舐めながら楽しみます。

キリバス人はKavaが大好きで、ギター弾いたり唄ったりと朝方まで飲んでるみたいです。

アルコールでワイワイもいいけど、たまにはこういうまったり時間もいいものですね

Kiribati night vol.1

キリバスにはClubが２つある。

前半よく通っていたBetioにあるMidtownは若者が多く、けっこうインターナショナルな曲がかかってる。
日本と同じような箱型のダンスホールで便所臭い。

後半よく通うようになったのがSeamanというこれもBetioにあるクラブ。
こちらはオープンスペース（海の家みたいな感じ）のダンスホールで開放的な雰囲気。
客層もティーンからおじちゃんおばちゃんまで幅広い。曲もキリバス・ミュージックが多い。

たぶん毎日営業してるのだと思うのだが、盛り上がるのはPay Dayの夜。
（キリバスは２週間毎の金曜日が給料日）
僕らもPay Dayは踊りにいっていることが多い。
入場料＄３ＡＵＤを払って手にスタンプを押してもらって入退場自由方式。
日暮れ時からオープンしてるのだろうが、客が入り始めるのは１０時過ぎで、
１時頃から盛り上がってくる。


Seamanのダンスホール。
みんな次々にダンスに誘ってくれるので、かなりハードに踊ります。
僕にとってはとてもよいストレス解消＆運動になってます。


バーカウンター。
だいたいビールですが、ハードリカー（ウイスキー、ラム）をビールで割って飲んでる人もいます。
キリバス人は日本人と同じくらいお酒が弱いです。
そして日本と同じくらいしょうもない酔っ払いが多いです。
盛り上がっている夜はリバースしてるヤツやくたばっているヤツが必ずいます（笑）
翌日の昼くらいまで道端で寝てる人もよくいますが、誰も気にしません。


外ではＢＢＱをしてることが多い。
ライス＆チキンのお弁当（＄３ＡＵＤくらい）を買って地べたで食べます。
すっかり手づかみでごはんを食べることに慣れてしまった・・・。


真ん中の男性はＪＩＣＡのドライバー。酒場でよく出くわす。
しょうもないやつだが、憎めないチャーリーくん。


ここで友達になった人も多い。右側の彼はウガンダ人。

昨晩の写真でした。
これは西洋的なナイトライフですが、キリバス人はクラブ大好きです。

そして今夜はキリバスの伝統的なナイトライフを楽しむ予定なので、
明日のvol.2をお楽しみに。

Culture Center & Musium

以前から気になっていたキリバス・ミュージアムに行ってきました。



あまりにもヒマだったので、同期隊員とグダグダしてたら彼が突然ひらめいたのでした。


クジラの骨。
キリバスにはクジラを呼ぶ方法があるそうです。
すごくないちょっと見てみたい。


むかーしむかし部族間の戦いがあったころの武器（想像）


これ防具。
かゆそー。

どちらも魚の歯をブレードにしていたり、やしの木の繊維で編んだ防具だったり、
ローカルの自然素材を使ってるのが特徴的です。
っていうか、いまキリバス人が武器を作ろうとしてもこれと同じものになるのではないでしょうか（笑）


ちょっと驚いたのがこの器。
最初はココナッツかなと思った。
キリバスではよくココナッツの実を半分に割ったものをコップがわりに使います。
なんでこんな珍しくもなんともないものが展示されてるのかな～と思いキャプションを読むと、

"Half top of human skull"

ひょえー

更に説明を読むと、黒魔術の薬を調合するのにこの頭蓋骨を使っていたそうです。
黒魔術は人を病気にしたり、麻痺させたり、殺すことさえ出来るそう。
キリバス恐るべし・・・。
異性を誘惑する術なんてのもあるようで、ちょっと習ってみたいものです。

Prison

ヤキがまわりBairiki Prisonに行ってきました。



休日だったので面会の家族がたくさんいました。



フェンス越しに一緒にご飯を食べたりしていて、ピクニックみたい。

ここでは囚人がネーム入りのクシを作っているのです。($5AUD)



なかなかカワイイでしょ？
さーてこのクシはあるものから削り出して作られています。
その材料とはなんでしょう？（答えはこのエントリーの最後に）

もう一つの刑務所であるBetio Prisonでは、漁網を利用したハンモックを作っています。($20AUD)



やっぱ南国にハンモックはマストですね～

【クイズの答え】
なんと！塩化ビニールパイプ（水道管）をくり抜いて作っています。
絶妙なカーブをうまく利用してますな。

平和ってなんだっけ？

今日はキリバスはHuman Rights Day（人権の日）という祝日でした。
そして昨日１２月８日は真珠湾攻撃から７０年目の日だったようですね。

ちょっと戦争とか平和について考えていることを書いてみます。


まずはキリバスと第２次世界大戦の話を。

日本軍は１９４１年以降マキン島（ブタリタリ環礁）やベシオ島（タラワ環礁）に侵略。
よく意味はわかりませんが、太平洋の制空権を握る為の戦略のひとつだったのでしょう。
地図をみて、「このあたりの小島制圧しとくか」的な。

そして１９４３年にはアメリカ軍による上陸攻撃を受け、数日で制圧されます。
とても壮絶な戦いだったようで、お互いに多数の犠牲者をだしました。

そしてその爪痕はいまでもこのキリバスの地に残っています。


ベシオ島に残る日本軍の巨大な海岸砲。今は子供たちの遊び場です。


この海岸砲の設置中の写真をネットから拾ってみました。


ベシオ沖のラグーンに沈むアメリカ軍の戦車。


ブタリタリ島の海岸で無残な姿をさらす日本軍の輸送機。

この戦いにまきこまれてしまったキリバスの人たちはどう思っていたんだろう？
聞くところによると、日本軍は現地人に対して紳士的に振る舞っていたそう。
キリバス人の国民性からすれば「何やってんだろね～」と傍観してたのかもしれない。


ブアリキに旅行に行ったとき、当時のことを知る老婆と会うことができた。
彼女は少女時代に日本軍と過ごしたことを記憶していて、
少し日本語を話し、なんと「桃太郎さん」を唄ってくれた。
一緒に唄ったが、僕よりちゃんと歌詞を覚えていて驚いた。
あまり会話することはできなかったし、その瞳の奥に秘めた思いを感じることはできなかった。

たまにキリバス人と話していて第２次世界大戦の話題になり、申し訳なかったと謝ると、
彼らはそんなの全然気にしてないんだよと言ってくれる。
それでもホント申し訳ない気持ちになってしまう。

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なんで戦争するんだろーね？
歴史的にもう起こってしまったことはしゃーないけど、
もうやめてもいんじゃねーのと思う。

第２次世界大戦が終わってから、６５年も割と世界が平和なのはよい感じ。
でもいまだに戦争が大好きなアメリカは悔い改めるべし。

そんなアメリカとトモダチな日本も自分でよく考えた方がよいよ。
自衛隊とかいらなくね？
超カネかかるし、すげー無駄じゃね？

「自衛隊は災害派遣で必要だ」との意見もあるだろう。
確かに東日本大震災では１０万人規模で対応にあたり、人命救助など大きな役割を果たした。
でも本業じゃないじゃん。
本業は戦争じゃん。
日本はこれからも周期的に大きな災害にみまわれるだろう。
それに備え、災害対応チームを組織しとけばよいと思う。
職業的災害対応人を一部雇用し、
あとはプラプラしてる大学生を半強制徴用して、定期的に訓練してちょっとお手当あげて。

「戦争がなかった歴史はない」という意見もあるだろう。
未来は、自分たちで創っていくもんだ。

「自衛隊が無いと他国が攻めてくる」
って本当に！？
もはや何もない日本に侵略して何が欲しいんじゃい。
そんでも欲しいものがあればダチョウ的に「どうぞどうぞ！」であげちゃえばいいじゃん。

日本人は、そういう道を選択したとしても忍耐と寛容さと勤勉さでちゃんと生きていくことができる類い稀な人種だと思う。

唯一の被爆国というアドバンテージ（あえての表現）もあるし、
戦争辞めちゃおう国家として世界をリードできたらかっこいいじゃん。

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湘南乃風「L.A.P"One Love"」の歌詞から引用

奪いあえば憎しみあう　分けあえば安らぎあう
奪いあえばまだ足りず　分けあえば少し余る

相田みつをのパクリとも言われているが、好きな言葉だ。

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ちなみにキリバス共和国に軍隊はない。

クリスマスパーティー

ちょっと早いですが、職場でクリスマスパーティーがありました




踊るおばちゃんたち。


踊る子供たち。
なかなかの腰使いです。


唄うおばちゃん。
これは大うけでみんな涙を流すほど大笑いしてました。
キリバス語なのでよくわかりませんが、たぶん下ネタと思われます。
キリバスのおばちゃんは基本下ネタ大好きです。


思いもかけず、先生たちからフェアウェル・プレゼントを頂きました。
素敵なポロシャツでした。超嬉しいっす
機会があれば来ている姿をお披露目しますね。


クリスマスだけあって、チキンをドラム缶ＢＢＱで大量に焼いてました。
まいう

学校内でのパーティーだったのでさすがにアルコールは無しだねと思ってたら、
若手の先生が「Mix飲むか？」と紙コップを手渡してくれました。
Mixってなんだ？と思いながらも飲んでみたら、アレだった。


会場の隅でこっそりウイスキー＆オレンジＪで酒盛りしてましたとさ。

日本は今頃イルミネーションがキレイでしょうかね～。
みなさま、よいクリスマスを！

Fried Breadfruitの作り方

キリバス３種の神木？といえばヤシの木、バンダナスの木、そしてパンの木です。
だいたいどこの家庭でもこの３種類は庭に生えていて、重要な栄養源となっています。

今日はパンの木(Breadfruit tree)の実(Breadfruit)を使ったクッキングの紹介です。

これがBreadfruitです。けっこうでかい！



まずは半分に切りまして、芯と種を取り除きます。



次に包丁で皮をそいでいきます。
この皮のまわりが油分でベタベタなので、手や包丁がギトギトになります。



皮をむき終わったら、一口大にカットします。（かぼちゃの天ぷらのイメージ）



それを塩水に少しさらしてアクを抜きます。



あとは油で揚げるだけ！
Fried Breadfruitの出来上がり～



味はポテトフライというか、かぼちゃの天ぷらというか、
外側さっくり中身はジューシーで、ほんのり甘くてとても美味しいです。
キリバス人はココナッツミルク煮を好みますが、日本人にはフライが断然人気があります。

キリバスのpartyでは欠かせない一品ですね。
この日もpartyに持っていくために作りました。

ちなみに料理法は隣の家のお母さんに教えてもらいました。
試しにCOOKPADで検索してみたら、該当０件でした。
登録してみるか

International Volunteer Day

１２月５日はInternational Volunteer Dayです。



キリバスでも本日各国のボランティアたちが集まりイベントを行いました。
キリバスでは主にオーストラリア、台湾そして日本人ボランティアが活動しています。

イベントといってもそこはゆるーいキリバス、
開始時間にくる人は誰もいないし、進行もグダグダです。



メインイベントはバレーボール大会です。
ＪＩＣＡチームを作ったのですが、あまりにも貧弱なため、
キリバス人のバレーボール選手を助っ人に呼びました。
キリバスはバレーボールがとても盛んで、夕方には村のあちこちでバレーボールをしています。



おばちゃんチームはそろいのユニホームでやる気は十分でしたが、やる気だけでした・・・。
こういうイベントでは大きなスピーカーで音楽を流しているので、
みんなバレーの試合をしながらも自然に踊っちゃいます（笑）



一足早いサンタさんも登場しました。
あいかわらず素晴らしいセンスですね。
子供たちはスナック菓子を貰って大喜びでした。

世界中で活動しているＪＯＣＶの仲間たちの多くも、
きっとこのイベントを楽しんでいるんだろうなぁ。

カウントダウンが始まった・・・

みなさま、こんばんは。

早いもので、キリバスに来てもうすぐ１年がたとうとしています。

青年海外協力隊の任期は通常２年間ですが、
キリバスは派遣が始まったばかりということもあり、
現状では１年派遣となっています。

２代目隊員の僕ら６人が１年を過ごして来て、
確かに生活面で厳しいこともあるけど、
２年派遣に切り替えて大丈夫だろうと感じています。

このことについてはＪＩＣＡとたびたび意見交換してるので、
近い将来２年派遣が実現するのではないでしょうか。

さて、帰国の日程が決まりました。

１月５日　キリバス発
１月６日～１０日　ＪＩＣＡフィジー事務所にてなんやかんや
１月１１日　成田着
１月１２日～１６日　ＪＩＣＡ東京でなんやかんや

カウントダウンが始まってしまいましたが、
もう一つ仕事でやりたいことが残っているのでなんとか頑張りたいと思います！