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大洋州のニューヨーク [JOCV]

ちょっと前にフィジーに1週間ほど公用出張してきました。

JICAフィジー事務所は首都Suvaにあります。
国際空港のあるNadiからバスで約4時間、、、って遠い!!
そしてSuvaは「大洋州のニューヨーク」と呼ばれています。

前回(キリバス赴任前に1週間滞在)来たときは日本を離れたばかりだったので、
とはいっても所詮途上国だよね~と感じてました。

ところが半年のキリバス生活を経ての今回の来訪、
Suvaに着いたときは興奮して鼻血がでそうになりました。
通りにあふれる人の群れ、大型バスや自動車で渋滞する道路、高層ビル。
大洋州(南太平洋島嶼国)を統括する行政機関や教育機関が軒を連ねる。
日本と同じ品質の商品が並ぶデパートやスーパーマーケット。
マーケットでは様々な野菜や果物が手に入る。
いかしたナイトクラブまである。

まさに大洋州のニューヨークなんだな。

JICAフィジー事務所でのミーティングやメディカルチェックの合間には、
久しぶりの都会ライフを楽しむことができました。
といっても食べてばかり(笑)
 ・日本料理のお店でとんかつ定食に感動
 ・韓国料理のお店で焼き肉に涙
 ・マック!に3回通う
 ・インドカレーにも3回通い、各種スパイスを購入

こんなにも食事に感動できるのは、キリバスの粗食のおかげ(笑)
日本に戻ったら失神するかも!?

このフィジーの発展は、人口の半数を占めるインド人によるものようです。
そしてこの国の根底には「フィジー人とインド人の対立」という歴史があるよう。
一方、都市部を離れると緑豊かな山並みとのんびりとしたフィジー人の暮らしがあります。
フィジー、結構暮らしやすそうだな。

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Nuclear [the world]

初めて原爆が実戦で使用されてから66年がたつ。

自分はまだそのころこの世に生を受けていなかったので直接は知らない。
学校で習い、はだしのゲンを読み、毎年この時期のテレビで特別番組を見て、その怖さを知った。
瞬間の破壊力もすごいが、いまだに後遺症に苦しむ人がいることが真の恐ろしさだ。
そしてだいたいの日本人は「核兵器を二度と使用してはならない」と思っていると思う。

昨年の夏、広島を訪れた。
自分の目で何があったのかを確かめ、核のない世界の向こうにある平和へ歩んでいこうと思った。
でも、忘れていたことがあった。

原発。
チェルノブイリやスリーマイルは子供心ながらもヤバい事が起きてるなと思ったし、
JCOの時は半径10km以内に暮らし働いていたので最悪の事態を覚悟もした。
にもかかわらず「原発ノー!」と声を上げることはなかった。

安全神話を信じてしまっていたし、
現実と効率という言葉の前に原発推進が妥当と思ってしまっていた。
原発立地の恩恵を受ける自治体で暮らし、電気に大きく頼る暮らしをしてきた。
そういう意味で自分は加害者である。

でもさっぱりその仕組みが理解できない原子力は自分にとって黒魔術のようなもの。
そんな黒魔術に頼らなければ生きていけない暮らしを、変えていこうと思う。
「原発ノー!」とつぶやきながら。


ちなみにキリバスにも核が忍び寄った時期がある。
1956年から1962年にかけて、クリスマス島がイギリスとアメリカの核実験場となった。
幸運にもその影響はほとんど残されていないようで、
現在クリスマス島は釣りとダイビングとバードウォッチングの聖地となっている。

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