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Nuclear [the world]

初めて原爆が実戦で使用されてから66年がたつ。

自分はまだそのころこの世に生を受けていなかったので直接は知らない。
学校で習い、はだしのゲンを読み、毎年この時期のテレビで特別番組を見て、その怖さを知った。
瞬間の破壊力もすごいが、いまだに後遺症に苦しむ人がいることが真の恐ろしさだ。
そしてだいたいの日本人は「核兵器を二度と使用してはならない」と思っていると思う。

昨年の夏、広島を訪れた。
自分の目で何があったのかを確かめ、核のない世界の向こうにある平和へ歩んでいこうと思った。
でも、忘れていたことがあった。

原発。
チェルノブイリやスリーマイルは子供心ながらもヤバい事が起きてるなと思ったし、
JCOの時は半径10km以内に暮らし働いていたので最悪の事態を覚悟もした。
にもかかわらず「原発ノー!」と声を上げることはなかった。

安全神話を信じてしまっていたし、
現実と効率という言葉の前に原発推進が妥当と思ってしまっていた。
原発立地の恩恵を受ける自治体で暮らし、電気に大きく頼る暮らしをしてきた。
そういう意味で自分は加害者である。

でもさっぱりその仕組みが理解できない原子力は自分にとって黒魔術のようなもの。
そんな黒魔術に頼らなければ生きていけない暮らしを、変えていこうと思う。
「原発ノー!」とつぶやきながら。


ちなみにキリバスにも核が忍び寄った時期がある。
1956年から1962年にかけて、クリスマス島がイギリスとアメリカの核実験場となった。
幸運にもその影響はほとんど残されていないようで、
現在クリスマス島は釣りとダイビングとバードウォッチングの聖地となっている。

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