SSブログ

キリバスに戻る

Mauri! Mauri!!

本日キリバスに戻りました[飛行機]
いろいろ動いたので疲れましたが、
不思議と体調はバッチリです[手(チョキ)]

日本での出来事は、後でこのブログにアップしていきたいなと思います。

被災されたみなさま、日本のみなさま、世界のみなさま。
みんなで前を向いて、歩いていきましょう!

休息日

きょうは休息日。
ネットやテレビ・新聞をチェックしていた。

やはり原発の状況が気になる。
国や地方自治体、マス・メディアは放射線の影響について、
「健康に影響はありません」と報じているが、ちょっと説明不足だと思う。

例えば茨城県のホームページにはこう記載されている。

最大15マイクロシーベルト(0.015ミリシーベルト)/時間程度となっております。この値は、通常時に比べますと約300倍となっておりますが、胸部レントゲン撮影時(0.05ミリシーベルト)の3分の1程度のレベルであり、健康には全く影響はありません。

シーベルト/毎時と、レントゲン/1回の数値を比較していることがおかしい。
0.015ミリシーベルト/毎時をこの1週間(168時間)浴び続けたとなると、
0.015 × 168 = 2.52ミリシーベルト
これは胸部レントゲンの約50倍である。
瞬間的には大丈夫だが、累積すると危険。

このように、自分が現在どれだけ放射線を累積しているかを確認しておいたほうがよいかもしれない。
各地の放射線量(シーベルト/毎時)は都道府県のホームページで確認できるので、
自分で計算ができる。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

屋根にのぼる

ただいま一時帰国中です。
茨城県水戸市の実家で屋根瓦の一部が落下してしまったので、
この2日間は父親と屋根に上り、ビニールシートで覆う応急処置をしていました。
まあ一応は完了。
慣れない屋根の上での作業は結構きついものですね。

あと滞在10日ほど。何ができるか模索中です。
何か支援が必要な方、ご連絡ください。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

考えること、行動すること

自分はいま南太平洋にあるキリバス共和国でJICA青年海外協力隊として、
高校でコンピューターの教師として活動している。
参加動機はいろいろだけど、基本的には「平和で公平で持続可能な世界」を目指して動きたかったから。
そしてこれからは自分の意志を大切にして生きていこうとの決意もあった。

活動を始めて2か月がたちブログでも様子は伝わっていると思うが、
ここでの暮らしがとても自分にフィットしていると感じている。
仕事もわりと順調。生徒たちのパソコンへの関心は高く、授業にやりがいを感じている。
同僚も意欲的で、新しい技術を吸収しようとする姿勢はとても嬉しく思う。

そんななか今回の大震災が起きた。
自分の故郷、茨城も大きな被害を受けている。
幸いにも家族はみな無事だが、友人たちの様子が心配。
さらに福島、宮城、岩手は想像できないほど悲惨な様子が伝わってくる。

この事態に対して自分はどう行動するのか。
この数日ずっと考えていたが答えがでた。

僕の意志は「キリバスでの活動を一時休止し、日本でなにかする」こと。

もちろんいまの活動も重要だが、あくまで「開発支援」のフェーズである。
国際協力は「緊急援助」>「復興支援」>「開発支援」の順に進む。
JICAはこの3つのフェーズ全てに関わっているが、青年海外協力隊は開発支援を担当している。
開発支援の緊急性はあまり高くないし、一時休止した分はリカバリーする自信がある。

総合的なプライオリティを考え、一時帰国を決めた。

青年海外協力隊員は自由な帰国を許されていない。
しかしJICAキリバス調整員にこのことを相談すると、同意してくれ、
驚くほどの速さでフィジー事務所、東京本部からも決済がおりた。

学校の同僚と校長にもこのことを伝えると、すぐに了承してくれた。

JICAと学校に感謝しつつ、すぐにチケットの手配を開始した。
チケットの手配・支払いはもちろん自己負担となる。
海外からのチケットの手配は初めてだったが、
ネット上で往復の飛行機のチケットを確保することができた。

<滞在予定>
3月16日(水)日本着
3月29日(火)日本発

<14日間でやろうと思っていること>
1.家族、親類の状況確認
2.友人たちの状況確認
3.地域でなにか手伝えることが無いか探す
4.福島、宮城、岩手でのボランティア募集がでたら参加

福島から先に入るのは当分難しいだろう。
茨城県は福島からの原発避難者を15,000人受け入れることを表明した。
まずはこのあたりで探そうと思っている。
いちおう自分はボランティアとしての様々な訓練を受けている。
特にITや外国人のケアなどでなにか手伝えることがないか探そうと思う。

いま日本は年度末で社会人は通常業務でも繁忙期なはず。
なかなか仕事を離れてボランティアというわけにはいかないと思う。
ある意味浮いている立場の自分が少しでも力になれればと思っている。

この自分の行動が正しいとか間違ってるとかはよくわからない。
冷静でいるつもりだが冷静でないのかもしれない。
ただどうにかしたいという気持ちがありなにができるかを考え行動する。


nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

from KIRIBATI

日本のみなさま

Mauri!!
Ko uara?

この悲惨な状況、ネットで情報は伝わってきますが、
こちらでその恐ろしさを想像することは残念ながらできません。
ずっと暮らしてきた故郷、ちょっと離れている間にこんなことになるとは。
このわけわからん巡りあわせについて、ずっと考えています。

とにかく、みんなが元気でいてくれることを願うばかりです。
そして、混乱の日々が続くと思いますが、安全を最優先して過ごして欲しいなと思っています。

日本を離れて2ヶ月以上がたちましたが、いつも思うのは
「日本人のすごさ」です。
仕事の速さ、正確さ、そしてアイデアの豊富さ。
日本にいると当たり前ですが、発展途上国からみると、
これは差がついちゃって当然だなと正直思っています。
そして数年後、世界は「日本人のすごさ」を改めて実感することになるでしょう。


※キリバスは、地震発生の約7時間後に津波が到達しました。
幸いにも干潮時刻だったので、水位が20cmほど上昇しましたが、
国内の被害はなかったようです。

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

ほしのまたたくしま [love island]

南の島は星空が美しいに決まっている。
その星空を写真に収めたい!と思い、はりきったカメラと三脚を持ち込んでいます。

【機材】
①コンパクトデジカメ SONY Cyber-shot DSC-W170
  これは2年前から使っていて、スナップショットと水中撮影用に持ってきてます。
  広角からズームまで幅広く取れるので重宝しています。
 キリバスでもほとんどこのカメラで撮っていましたが、現在故障中・・・。
  一眼はミラーレスとはいえ、やはり浮くので人前ではあまり使いたくないんだな。。。
  キリバスでもコンパクトデジカメはけっこう普及していて、生徒も休み時間に撮っていたりする。

②ミラーレス一眼 SONY α NEX-5
 こちらはキリバスのために購入。
  風景や星空を撮影予定。
  レンズは標準(18mm-55mm,F3.5-5.6)と広角(16mm,F2.8)の2本。
 初めての一眼なので、その性能の凄さには驚かされています。

やはり新月のときが圧倒的なので、夜遅くに撮影に挑みました。
うちの周辺は本当に真っ暗闇ですが、目が慣れてくればなんとか歩けます。
ビーチに出て、いろいろ設定を変えながら撮ってみる。
いかんせんカメラ小学1年生の自分ですが、いちおう写すことはできました。

DSC00675.jpg
NEX-5、16mm、F2.8、ISO-3200、25"

シャッターを25秒開けている間にも、流れ星がいくつか落ちてくる。
でもこんなんじゃまったく伝えられないっす(涙)
360度拡がる星空をダイナミックに撮るにはどうすればよいの?
誰かこっち方面詳しい方いたら教えてください!!

nice!(0)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

うみんちゅ [love island]

こんばんは。

金曜日が新月でしたので、今週末は大潮でした。
大潮の干潮時にはリーフエッジ(急に深くなるところ)まで歩いていけるので、
みんな魚や貝を採りにでかけます。
日本でいう潮干狩りですね[ひらめき]

前回の大潮のときは釣りを楽しみましたが、
今回は思い切ってリーフの外に出て、素潜り漁にトライ[exclamation]
隣の家の少年たちが一緒なので、まあ大丈夫だろうと。

自分はダイビング・ギアのマスク、シュノーケル、フィン、グローブでフル装備ですが、
彼らはマスクとシュノーケルのみ(日本の海の家で売っているようなやつ)。
それでも上手に海に潜り、魚を突いてきます。
自分も何度かチャレンジしましたが、空振り三振[手(チョキ)]

彼らは、生まれながらの海人です。
幼い子供からおじいちゃんおばあちゃんまでみんな海に親しみ、食材を採り、海で遊ぶ。
もうひとつ海で大事な用事があるんだけど、それはまた次回。


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

キリバス日本人会 [the world]

だいたいどこの国に行っても日本人会というのが存在するものだが、
ここキリバスにも日本人会はある。レギュラー会員は3名だが(笑)

現在この国にビジネスで長期滞在している人はいません。
国際協力・外交関係者か、キリバスが好きで住んじゃっているかのどちらかです。
数え方にもよるんだけど、JICA以外の日本人はだいたい5人。
そして現在JICAメンバーは8人と多勢なわけです。

きのうは日本人会のPartyに誘っていただき、Tさんのお宅におじゃましてきました。
Partyといっても、ようは飲み会。幸い(!?)にも飲み好きが多いので、
しょうもない話でいくらでも盛り上がれます。
さらになんとTさん宅にはハンディカラオケが!!
そして今回のJOCVメンバーはびっくりするほど歌へた王揃いであることが判明。。。
みんなほんとひどくて、大爆笑なカラオケ大会となりました。

みんな活動はそれぞれ大変みたいだけど、たまにはこうしてはじける機会も大切ですね♪

続きを読む


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

※レイアウト変更

ブログのレイアウトを少し変更しました。

こちらはネット接続速度がとても遅く、表示に時間がかかります。
いちおうDSLで256kbpsだそうですが、1ページ開くのに10分かかることも。

そこで、毎日使っている自分のブログページを少しでも軽くすることを目標にチューニング。

まず広告を削除。(じゃま)
Twitter,Mixi,Facebookなどとの連携を削除。(使わんし)

その反面、写真はなるべく画質を落とさないで投稿したいと思ったり。

そんなわけで、今までは無料ブログを利用してきましたが、
有料プランに切り替えました。294円/月です。
広告表示や容量の制限が無くなったので、表現力は上がるかなと思います。

そんなブログの機能に負けないよう、フレッシュな更新をがんばりまーす。

みなさまのコメントも心待ちにしていますので、どうぞよろしく♪

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

Ume Farm [love island]

こつこつと開墾していた畑が、ようやく仮オープンにこぎつけました[わーい(嬉しい顔)]

DSC00653.jpg

といっても当初の構想よりだいぶ小規模ではありますが。。。
3㎡ほど掘りましたが、珊瑚のかけらを除くと土の量が半分になってしまい、
1.5㎡ほどのミニサイズでとりあえずスタート[グッド(上向き矢印)]
ここから少しずつ拡張していく予定です。

DSC00655.jpg
<取り除いたサンゴの残骸>

TTFからもらったコンポストを土(というかほとんど砂)と混ぜ、
やはりTTFから頂いたキャベツの苗を植えました。

キャベツはキリバスのきつい日差しに耐えられないとのことなので、
ヤシの葉で日除けを作りました。

DSC00654.jpg

朝と夕方にお水をあげています。
すくすくと育ちますように。

DSC00657.jpg

Kiribati Water ★★★ [the world]

キリバスの水シリーズ第2弾

今回は星3つのご紹介です。

その名も、トヨタ・ウォーター(自分がそう呼んでいるだけ)
KIRIBATI HOLDINGSという、TOYOTAの代理店を経営している会社の水部門で造っています。

DSC00641.jpg

これはキリバスで海水を淡水化していて、このボトルに詰めて販売しています。
ボトルはデポジットとして$20を払っていて、
後は交換方式。
22L入りで1回$13です。
1L換算で$0.59。
ボトル・ウォーターよりは安いけど、日常用には高いですな・・・。
外国人向けに商売していると思われる。
あと配達はしてくれないので、お店までいかなければならない。
うちからだとバスで30分くらいのところなので、非常に面倒。
てかこんなの持ってバスに乗れるかい!!22キロぢゃ。
自分は平気だけど、「海の味がする」という人も。
さらにはあまり衛生的ではないのではないかとのウワサも・・・。

というわけで1回交換したきり、もう使っていません。

海水淡水化についてネットで少し調べてみましたが、
やはり価格の高さと生産性の低さがネックなようです。
しかし、中東や島嶼国ではけっこう普及しているよう。
技術で救う未来というのももちろんありなので、興味深い分野です。

さてさて、キリバスは7日がWomen's Dayという祝日のため、3連休♪
Partyの予定も入ってますが、釣りをしたり畑をやったりとのんびり過ごすつもり。

Have a nice weekend!!

Kiribati Water ★★★★ [the world]

なにせ胃腸が弱い日本人ですので、海外では水にとても気を使います。

自分は4種類の水を状況により使いわけています。
というわけで4回シリーズでキリバス水事情をレポートします。

5つ星は無し!!
星4つから紹介。

DSC00644.jpg

おなじみのボトル・ウォーター。
左側2本はフィジー産、右側は台湾産です。
フィジーはキリバスから一番近い国で、かつ南太平洋諸国のハブ的存在です。
とても大きな島で、山も森も豊かなので、ボトル・ウォーター輸出できるんですね~
台湾産は例のプロジェクトの関係で入ってきていると思われます。

さすがにこれは安心して飲めますので、当初はかなりお世話になりました。
でも今は別の水に慣れてきたので、滅多に買いません。
外出先でどうしても水分が欲しくなったときに買うくらいです。
写真のボトルも家で容器として利用しているもの。

最近買った台湾ウォーターは600MLで$0.80でした。
1L換算で$1.33。日本で買うEvianくらい?
ほかのは忘れた・・・。

では星がだんだん減っていきますので、お楽しみに♪

Water [the world]

JICA訓練所にいた時、"Gold Water"という映画を見た。
私企業がお金儲けのために水を扱うのはよくないことだ的な内容で、
ちょっとものの見方が偏っていて、正直言ってつまらなかったのだが、
その中で紹介されていた"バーチャル・ウォーター"という言葉に興味を持ち、
後に水についていろいろ調べてみた。

バーチャル・ウォーターとは、商品の移動に伴い仮想的に動く水のことである。
例えば、日本がオーストラリアから牛肉を輸入したとする。
牛を育てるには餌として小麦が必要。小麦を育てるには水が必要。
もちろん牛も水を飲む。そうしてオーストラリアの水を大量に消費して
生産された牛肉が日本に移動する。
これはつまり水がオーストラリアから日本に移動している(という考え方)。
ハンバーガー1個を作るのに999リットルの水が必要だそうです。
500mlペットボトル2,000本分!!
 
 
もちろん、水は循環している。
消費された水の一部は川を下り海に流れ、蒸発して大気となり、雨となって森に降り、
また川となって還ってくるだろう。
その地域の水循環の許容範囲内であれば問題ないんだと思う。
 
では何が問題?
例えば、ボトル・ウォーターとして外に移動してしまうと循環から完全に外に出てしまう。
これは日本国内でも問題になっている地域があるそう。

また、同じ国内(例えばアフリカの国々)で水不足で死んでいく人々がいるのに、
一方でバーチャル・ウォーターを輸出している金持ちがいたりもする。

さらにはもっと恐ろしいことが。
20世紀、人類はオイルを巡って戦争を繰り返してきたが、
21世紀、水を巡る戦争が起きるだろうと言われている。
2050年頃に世界人口は90億人を超えると予測されている。
今のペースで水を消費すると、90億人分を賄うことはとうていできないそう。
すると奪い合いになる。
すでに、世界のあちこちで水を巡って小競り合いが起きている。
 
 
水は誰のものなんだろう?
地域のもの?国のもの?それともお金持ちのもの?
我々は水がなければ生きていけない。
パソコンもテレビも車も家も、服だって無くても生きていけるが、水がなければ生きていけない。
動物だって植物だって然り。 

日本は「水を大切に」としっかりと教育をしている国だが、
自分は正直言って「お金が湯水にようにあると思うな」のほうがしっくりきていた。
つまり水は無限にあると思っていた。
日本は森林が豊富だし、人口減少社会なので大丈夫じゃないかと思ってしまうが、
グローバリゼーションが加速するいま、世界の動きに必ず影響を受ける。
食料輸出国で水が不足すれば、日本への食料輸出は止まるだろう。
”そのとき”がくる前に、地球人は「わたしたちの水の使い方」について考え始めたほうがよいのかもしれない。

ちょっと話が長くなりまして(汗)
なぜにこんな話題かというと、
実はキリバスの水事情はとっても苦しいのです。
次回からそのあたりを紹介しようと思い、
その前提として水について書いてみました。
読んでいただきありがとうございました。
興味を持った方はご自身でいろいろ調べてみてくださいね♪

《参考》
環境省ホームページ
http://www.env.go.jp/water/virtual_water/index.html

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。