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Butaritari Trip Day 1 night [love island]

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今回宿泊したButaritali Council Guest House。
どの離島にもCouncil(村役場)が運営するゲストハウスがあるようです。
あとは教会が運営しているゲストハウスがあるくらい。
プライベート・ビジネスの宿泊施設はほとんどありません。

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泊まった部屋。

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キッチン。キリバスでは標準の清潔度。

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便座の無いトイレもキリバス標準仕様。
”やつらはケツがでかいから便座不要説”が日本人の間では有力。
だれも現場を確かめたわけではないが。

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シャワーがついているが壊れている。
なんで、桶に水をためコップで体にかけて使う。これもキリバス標準仕様。

夕方になりまた散歩をしていると、WW2の遺物に出くわした。
日本軍はこの島に1941年12月9日に上陸し、軍事拠点を構える。
そして1943年11月20日にアメリカ軍が上陸を開始し戦闘が始まった。
わずか2日間でほとんどの日本軍陣地は陥落したという。
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崩れ落ちた飛行機は日本のものかアメリカのものかは判らなかった。

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この大砲は日本っぽいかな?こんなんで戦ってたんか。。。

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釣りをする少年。トロピカルな魚を釣り上げていたので、この辺りでシュノーケリングしてみた。
そこそこ魚はいるけど、あまりキレイではなかった。
戦争の遺物が沈んでてちょっと怖かった。

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夕食はツナと玉ねぎの炒め物、かぼちゃのココナッツミルク煮、そしてかぼちゃの葉のココナッツカレーお浸し。
かぼちゃの葉は初めて食べたが、結構美味かった。

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食事中に急に電気が落ちた。
そもそもこの島は無電化で、この宿は発電機を回して電気を点けている。
発電機の燃料が切れてしまい、この後電気が点くことはなかった。
結局最後までこの小さなランプで夜を過ごすことになる。
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食事が済むと、宿のおばちゃんは自宅に引き上げてしまう。
宿泊客は自分一人である。
日本で言えば廃墟レベルの建物に一人でランプ一つで過ごす夜。
この夜は風が強く、あらゆるドアがバタバタと音を立てる。
ネズミたちが走り回る。
ビビリな僕はこれらの物音にいちいち怯えて寝付けない。
やがて「旧日本兵が歩き回っている」という妄想に憑りつかれる。

そして丑三つ時を過ぎたころ、事件は起きた。
尿意を催し、怖いけど我慢もできないのでトイレに向かうべく自室のドアを押す。
しかし何かが引っかかる感じがして数cmしか開かない。鍵はかかっていない。
「日本兵に閉じ込められた」と思いパニックになり、必死でドアを開けようと体重をかけてドアを押すが全く開かない。

しばらくして僕は気が付いた。このドアは内開きだった・・・。
普通ドアは反対方向には開かない構造になっているが、このドアは力をかければ少し反対方向に動いてしまう。
思いっきり押していたので、悪いことにドアの下辺が床に食い込み、もう押すも引くもできない状態になってしまった。
窓も金網が貼ってあって出ることはできない。誰もいないので助けも呼べない。
しかも尿意はピークに達している。

追い込まれた僕は、人生で初めてドアを蹴破った。
数回蹴ると、ドアは勢いよく外側に倒れた。
この出来事で気持ちも吹っ切れ、ようやく寝付くことができた。

翌朝ドアを見てみると、蝶番のところできれいに外れていた。
僕はドアをそっと壁に立てかけておくことにした。
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できればあんな恐怖はもう二度と味わいたくないものだ。

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